パソコンにメモリを追加する作業は比較的に簡単で手軽にできるパワーアップの手段です。

パソコンの動作が遅いなと感じた時に真っ先に対処する方法ですね。

特にメモリ価格が下がっている状況では企業でもよくされます。(2013/03現在は円安が進んでおり
2012年末の割安感は薄れていますが…)

Windows7以前のパソコンではメモリ交換などのハードウェア構成を変更する場合はシャットダウンして
パソコンの電源を切ってから作業されていました。

しかし、Windows8になってからはシャットダウンしても完全に停止状態にはなりません。

Windows8は高速スタートアップの採用で、シャットダウンするとメモリ内容をディスクに書き出して次回起動時に復元します。通常の起動はこの効果で早くなりますが、メモリ追加などのハード構成を変化させる場合はこの機能が弊害となります。

前回シャットダウン時の状態を記憶しているということはシャットダウン中にハード構成を変えるということは休止状態で作業を行うということです。これは非常に危険で、OSの挙動がどうなるかわかりません。ハード構成を変える場合は完全に停止状態が必要です。

さて、Windows8の完全停止状態にする方法ですが、下記の方法があります。

1.高速セットアップ設定を無効にする。

「コントロールパネル」→「電源オプション」→「システム設定」で「高速スタートアップを有効にする(推奨)」のチェックを外します。

 

2.コマンドプロンプトからシャットダウンコマンドを投入する。

「コマンドプロンプト」で「shutdown.exe /s/t 0」を入力する。

 

3.PC設定から「PCの電源を切る」でシャットダウンする。

「チャーム」→「設定」→「PC設定の変更」→「全般」タブ→「PCの起動をカスタマイズする」の「いますぐ再起動する」→「PCの電源を切る」です。

 

4.上記の3.をコマンド実施する。

「チャーム」→「設定」→「電源」→shifu+「再移動」→「PCの電源を切る」です。

 

これで完全にシャットダウンされます。

メモリ追加等のハードウェア変更時は、上記作業で完全シャットダウン状態にしてから、構成変更を行ってください。